空き家などの建物解体は、着手が遅くなればなるほど高くなります

query_builder 2025/04/17
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空き家特有の落とし穴

こんにちは。

すずめ不動産の鈴木です。



空き家売却に特化したすずめ不動産は業務上、建物解体と密接な関係があります。




近年、建物解体費用は少しずつではありますが、上昇傾向にあります。





空き家の売買において建物を解体する場合には、大きく分けて二つのパターンがあります。



1.解体し更地にしてから引き渡す




2.引き渡してから(購入者が)解体する





1のパターンは、所有者様によって、買手が見つかる前もしくは見つかった後に建物解体をして頂き、更地にした状態で引き渡すものです。





2のパターンは、購入者へ土地建物を併せて引き渡した後に購入者が建物を解体するものです。

この場合、通常は建物解体費用を売り出し金額から差し引いておくことが原則の考え方です。





つまりどちらのパターンも建物解体費用の負担は、実質売主となる所有者様になります。






空き家の所有者様にとって、建物解体費用はとても現実的な問題なのです。





さて、何故近年建物解体費用が上昇傾向にあるのでしょうか。


解説していきたいと思います。




建物解体費用と言っても、ただ【建物を解体する費用】が高いわけではありません。



建物解体後の廃材や残置物の撤去・処分費が大きなウエイトを占めています。





そんな処分費が上がっている理由は三つです。




最終処分場の容量不足

近年の台風や地震など多くの自然災害により廃材が増加しています。



従って処分場の容量が常にいっぱいとなっており、需要と供給のバランスから処分費の値上げとなっています。




また様々な解体業者さんがありますが、最終的には処分場へ処分してもらうため処分費を支払うことになりますが、処分費に関しては処分場と交渉することはできませんので、自然と解体費用は上がっている。ということになります。




処理施設の不足

廃材などを含むゴミは増える一方です。



しかし処理施設に関しては不足しています。



処理施設を計画するにあたり、自分の住まいの近くに処理施設が建てられるのを歓迎する人はおそらく居ないでしょう。



そんな地域住民の方との調整に時間が掛かり、新たな処理施設の計画はなかなか進まないのが現状です。





燃料費の高騰

石油などの燃料費、電気料金は上がる一方です。




その影響は処分費に関しても同様です。




処分するための燃料費が高騰すれば、自然と処分費も上がってきます。




空き家ならではの費用アップの落とし穴

一般的な解体費用が上がっているお話をさせて頂きました。




続いては、空き家ならでは!の費用アップのリスクについてお話していきます。




空き家に多い特徴として

・雨漏り

・主要な柱の腐食


などがあります。





雨漏りや主要な柱の腐食がある場合、解体作業の安全確保のために余分な費用が発生することもあれば、場合によっては手作業をする必要となり、作業日数が増えることにより費用がアップしてしまうこともあります。





特にこれからの台風シーズンは、その恐れが高くなると思われます。




まとめ

空き家を所有している以上、

さまざまなリスクがあることをブログでも何度もお伝えしてきましたが、





すずめ不動産は空き家の売却相談をいただいたお客様へ

まずは、建物解体をお勧めしていません。





理由は三つ



・先行して費用が掛かってしまうため




・土地の固定資産税が上がる恐れがあるため




・解体することによって必ず買手が付くとは限らないため






ですが、建物解体は空き家売却には必ず付き纏う問題です。






今後、解体費用は上がっていく一方だと思います。




空き家に限らず、不動産売却で少しでも損をしたくない方は、是非一度すずめ不動産へご相談ください。



御相談はもちろん無料です。



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すずめ不動産

住所:静岡県袋井市大門10-4

電話番号:0538-43-0075

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